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「猫のしっぽかえるの手」

普段あまりテレビは見ないのですが、表題の番組を時々見ています。
京都大原に住んで、スローライフを実践している、イギリス人のベニシアさんという方の番組です。

スローライフというのは、あくまでも同じ暮らしをただ地味に毎日続けていくことだと思っています。日本を愛し、イギリスの生活を織り交ぜながら両方の良さを活かしつつ暮らしている外国の人の姿を、いつも好感を持って見ています。

さて、私がイギリスにホームステイしていたのはもう十何年も前のことなのですが、この番組を見て初めて気づいたことがありました。

モーニングサービスという言葉の意味です。

ベニシアさんはイギリスで食べていたような朝食を食べたくて、あるとき日本で喫茶店に入ったそうです。そのとき、店員さんに「モーニングサービスにしますか」と尋ねられて、戸惑ったのだそうです。「モーニングサービス=教会に礼拝に行くこと」だと思っていたイギリスの人にとっては、どこが教会なの? とびっくりしたということでした。

さて、私は。

ホストファミリーが日曜の朝、「モーニングサービスに行って来る」と(もちろん英語で)言うのを、勝手に教会にボランティアでもしに行くのかな、と解釈していました。多分、チャーチとか言ってたので「教会にサービスしに行く=教会にボランティア活動をしに行く」と適当に解釈していたんでしょう。
日本人は本当に宗教意識が薄いです。英語圏であっても生活との比率は60%ぐらいは宗教が関わってくるように思います。イスラムやタイのような国はもっと比率が高いでしょう。(生活そのものが宗教によって成り立つ国という印象があります。)

日本人が外国に行ったときに、食事のときにお祈りをしないというのを恥ずかしく思うようなことは、旅行で数日程度のステイしかしない場合にはあまりないのではないかと思います。(それでもどんなホテルにでも聖書は置いてあるように思います)
ドミトリーなどのランチタイムにお祈りをしている人の姿を見たことがありませんし、食事のときのお祈り自体がおそらく朝と晩といった、家庭の中に限定されているのではないでしょうか。
それにある程度、その話題(それぞれの宗教観について)はタブーだという認識があるように思います。

日本の中で暮らしていると、宗教は気持ち悪いとか、カルト的なイメージを持ってる人にまれに会いますが、それこそ不思議の国ニッポンだなー、なんて思います。
「日曜には欠かさず教会に礼拝に行く=まっとうな市民」みたいな意識が小説などを読んでいても普通だったりしますから。
「宗教を遵守する=良識がある市民である証」という感覚なんでしょうか。

宗教があまり尊ばれないわりには良識をもった人が多い日本という国は、世界のなかでも珍しい国にような気がします。

気づくのに10年以上かかりましたが・・・・・。知らずにいるよりはずっとよかったと思います(笑)
ベニシアさん、ありがとう。
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